診療のご案内
整形外科について
整形外科とは骨、関節、靭帯、末梢神経、筋肉などの運動器といわれるものに関わる病気やケガを治療する診療科です。
この他にも骨粗しょう症や関節リウマチといった膠原病まで診療します。 単に病気やケガを治すだけでなく、運動機能を元の状態、あるいはより良い状態にすることを目標として治療を行います。
また近年、ロコモシンドローム(ロコモ)という言葉をご存知の方もいらっしゃると思いますが、年齢とともに低下する運動機能に対しての治療、予防も行います。 お子様からご高齢の方まで、どうぞお気軽にご来院ください。
対象となる主な症状・疾患
- 切り傷・擦り傷・骨折・脱臼・捻挫などの外傷
- 関節や腱の痛み
- 肩こりや腰痛
- 痛風
- スポーツ障害(テニス肘、野球肘など)
- 関節リウマチ
- 骨粗しょう症 など
- 骨そしょう症
- 骨粗しょう症は、骨の強さや骨質が低下することにより、骨がもろくなる症状のことです。骨粗しょう症は自覚症状がないままのケースが多く、特に高齢者の場合は転倒して骨折などに至るケースが多く見られます。
- 骨粗しょう症の治療薬は、多岐にわたってあります。薬効による違いもあれば、内服薬のものや注射のもの、さまざまなものがあります。患者一人一人の骨密度や要望に応じて治療法を選択します。
- また、骨粗しょう症の検査は様々な方法で行われますが、当院では、精密な検査が可能なDXA(デキサ)法による骨密度測定器を導入しています。
- 骨粗鬆症の診断と治療には腰椎と大腿骨近位部のDXA測定が推奨されており(骨粗鬆症予防と治療ガイドライン2015)、当院ではその検査が可能です。検査は10分程度で終了し、検査当日に結果を説明することが可能です。今までに骨密度の検査をしたことがない方、あるいは検診で検査を勧められた方も、お気軽にご来院ください。
リハビリテーション科について
当院では、さまざまな設備・器具と専門スタッフ(理学療法士)によるリハビリテーションを受けていただくことが可能です。 医師の指示により、治癒・回復の促進や、患者様の日常生活上で困っておられること(歩きにくい、肩があがらない等)に対して症状に応じた個別訓練をいたします。
また、スポーツにおける肩や肘が痛みが、股関節から生じる障害であるということもあり、全身の柔軟性や筋力バランスを改善し、パフォーマンス向上、怪我の予防につながる訓練を行います。
通所リハビリテーション(当院南隣り医療モール1F)
リウマチ科について
当院では、関節リウマチなどのリウマチ性疾患・膠原病の診療を行っております。近年の整形外科領域の中でリウマチに対しての治療は、もっとも劇的に変化であったと言っても過言ではないかもしれません。
様々な治療法や薬剤(特に生物学的製剤)があり、以前には痛みを抑えるしかできないと思われていたことでも、薬剤により非常に疾患を軽微な状態に抑えることもできるようになってきました。
またリウマチなどの膠原病は、症状の変化に応じてより高度な医療機関での治療を必要とする場合があり、当院では高度な医療機関と連携を図ることにより、リウマチなどの膠原病にかかられている方が安心して治療していただけるようにしております。
治療開始は早ければ早いほど病状の進行を抑えることができ、回復を目指す事ができます。下記のような症状がございましたら是非ご来院ください。
- リウマチの主な初期症状
- 関節痛、腰痛、肩こり、しびれ、手足のこわばり、疲れやすい など
対象となる主な疾患
- 関節リウマチ
- リウマチ性多発筋痛症
- 膠原病(全身性エリテマトーデス・シェーグレン症候群・皮膚筋炎・強皮症) など
PFC-FD™療法について
PFC-FD™は、血小板の力を活用する治療法であり、血小板由来成長因子濃縮液を凍結乾燥保存したものの商品名・サービス名となります。
「PFC-FD」は、セルソース株式会社が Platelet-Derived Factor Concentrate Freeze Dry という造語の頭文字から名付けました。
当院では「いまの治療に満足できないけれど、手術はしたくない…」といった患者様に対して、バイオセラピー(PFC-FD™療法)をご紹介しております。ご本人の血液から血小板由来の成長因子を抽出し、患部に注入することによって抗炎症作用や、鎮痛作用の継続的な効果を期待する治療となっております。
PFC-FD™療法についてのより詳しい情報は下記リンクに掲載されていますので、ご確認ください。
当院でできる検査
- X線検査(レントゲン)
- 超音波検査(エコー)
- 骨密度検査…DXA(デキサ)法を用いたX線骨密度測定
- 血液検査
- 尿検査