PFC-FD™療法
適応疾患について
PFC治療は変形性膝関節症にたいして最も適応があるとされておりますが、そのほかの以下の疾患に適応が可能です。
上肢
- 1.肩の肩板損傷や断裂に伴う痛み
- 2.変形性肘関節症や野球肘、テニス肘の痛み
- 3.変形性手関節症
- 4.母指CM関節症
下肢
- 5.変形性股関節症
- 6.膝半月板損傷や半月板断裂、十字靭帯損傷
- 7.変形性足関節症
- 8.アキレス腱炎
- 9.足底腱膜炎
上記に示した疾患の内、現在ヒアルロン酸注射による治療が認められているのは肩関節周囲炎と変形性膝関節症のみでそのほかには認められておりません。
関節の痛みがあってもあるいは腱の痛みがあっても痛み止めやステロイド注射を選択することが多く、ステロイド治療は炎症を抑制することができても注入することで組織の脆弱性を惹起することがあり、痛みが継続する方に何度も注射することはためらわれることがあります。
その代替になりうる治療がPFC治療であると考えております。
またこの薬剤を正確に患部に届けることが必須でこの治療はエコーとの親和性がきわめて高いと考えられます。
当院では通常診療でもエコーを積極的に使用しております。
PRPを応用した技術
PFC-FD™療法はPRP(多血小板血漿)療法を応用した技術です。
現在ではPFC-FD™療法もPRP療法と同様に、関節症・関節周囲の靭帯・軟部組織などの治療に活用が始まっております。
PFC-FD™療法のメリット
- 1ご本人の血液をもとに作るため、拒否反応や感染症のリスク、その他の副作用が少なくリスクが低い
- 2PFC-FD™療法の施術は、標準的には当院へ2回訪れることで完了
(治療に関する相談・日程決めは事前来院が必要) - 3手術や入院をする必要がない
PFC-FD™療法のデメリット
- 1自由診療のため、治療費は自己負担
- 21週間程度、注射による痛みが出る場合がある
- 3全ての方に治療効果が見込めるわけではない(個人の血小板やそれに含まれる成長因子の働きによって効果に差が生じる)
- 4新しい治療ということもあり、今後新たなリスクが発見される可能性もある
PFC-FD™療法の費用
PFC-FD™ 2.0 | 1回 160,000円(税別、自由診療) |
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PFC-FD™ | 1回 125,000円(税別、自由診療) |
PFC-FD™と比較して組織修復作用や抗炎症効果のある成長因子を多く含むPFC-FD™ 2.0も取り扱いしております。
2024年8月から当院でも取り扱いを開始します。
※ 感染症あり、PFCFD作成できなかった時は検査費用税別18,000円です。
詳細はスタッフや医師にお尋ねください。
※ PFC-FD™は、セルソース株式会社の提供する商標です。