みなさん、こんにちは。理学療法士の黒江です。
今回ブログの担当になり、前回新スタッフのご挨拶としてブログの投稿をさせていただき早2年...
あっという間に月日が流れましたね。
 
この度ブログのテーマを何にしようかと考えていた時に、患者様から血圧についてのお話をリハビリの際によくお聞きします。
そのため、今回は体調確認の一つとして挙げられる血圧について少しお話させていただければと思います。
まず、血圧とは心臓が血液を動脈に送り出す時の圧力と言われ、血圧計で測定されたときに下記写真のように最高血圧・最低血圧の2種類の数字が表示されます。
 
数字の大きい方(最高血圧)は心臓が収縮した時の血圧(収縮期血圧)、数字の小さい方(最低血圧)は心臓が膨らんだ時の血圧(拡張期血圧)と言われています。
心臓が収縮した時に動脈に圧力がかかるため血圧の数字が大きくなり、心臓が拡張した時には動脈は元に戻るので血圧の数字は小さくなります。
 
当院で血圧測定された際に、「今日は血圧高いね」、「家ではもっと低いのに」など様々な意見をお聞きします。
 
今回血圧について調べていく中でテーマでもある診察室血圧と家庭血圧というワードがありました。
血圧の測定には病院で測定する診察室血圧と、家庭で測定する家庭血圧があります。
これは測定する環境によって血圧に差が生じるためです。(家庭血圧のほうが5mmHg程度低くなります。)
病院での測定は、緊張(初診や採血、注射、検査の結果説明など)や通院(徒歩や自転車)によって家庭などのリラックスした状態で測るよりも血圧が高くなることがあります。
 
じゃあ、どこで血圧測るのがいいの?と思われる方もいると思います。
 
当院でのリハビリテーションを受けていただく際は診察室血圧を元に体調の確認や運動療法、物理療法をさせていただいております。
ただ、家庭血圧についても、病院での測定では得られない日常生活における血圧情報を把握することができます。
当院での血圧測定で高く、または低く出た場合でも体調の確認や、普段ご自宅で測定して頂いている血圧も参考として伺います。
 
また、場合によっては主治医や看護師にも確認を行い、皆様が安全にリハビリテーションをしていただけるようにしております。
 
そのため、普段からご自身の自己管理のためにも血圧を測るようにして、運動習慣や食事、ストレスに気をつけて健康的に過ごせるようにしていきましょう!
 
また、血圧についてわからないことや相談事があれば気軽にスタッフに質問やお声掛けください。

 

 

 

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